01 · LED VISION FUNDAMENTALS

LEDビジョンとは?基礎から、失敗しない選び方まで。

LEDビジョンは、LED素子そのものが発光して映像をつくる大型ディスプレイです。液晶のようなバックライトやベゼルに縛られず、空間に合わせてサイズ・形状・明るさを設計できます。ただし、同じ「LEDビジョン」という名称でも、色、黒、階調、撮影品質、耐久性、保守性には大きな差があります。

SELF-EMISSIVE一つひとつの画素が自発光。高輝度と深いコントラストを設計できます。
SEAMLESSモジュールを組み合わせ、継ぎ目を感じにくい大画面や自由形状を実現します。
MADE FOR SPACE視聴距離、照明、建築、コンテンツ、運用から最適な一台を組み立てます。
WHAT MAKES A FLAGSHIP

フラッグシップは、数字の大きさだけでは決まりません。

色、黒、階調、反射、動き、熱、保護、施工精度、保守性。個別の仕様ではなく、空間と用途に必要な品質が一つのシステムとしてつながっていることが重要です。

同じピッチでも、映像と運用は変わる。

価格やピクセルピッチだけでは、画質、耐久性、保守性の差は見えません。仕様が実際の体験と運用にどうつながるかを確認します。

色域・色精度
Typical configuration

sRGB / Rec.709を中心とした汎用構成。表示はできても、鮮烈な色や微妙な色差の再現には限界があります。

X Vision Flagship

MicroLED A SeriesはRec.2020カバー率75%。ONE-ALTAはDCI-P3に対応。工場キャリブレーションで面全体の均一性まで整えます。

動き・カメラ撮影
Typical configuration

1,920〜3,840Hzの汎用構成では、撮影条件によってフリッカーや走査線が見えることがあります。

X Vision Flagship

MicroLED A Seriesはハイスペック構成で最大7,680Hz。高シャッター撮影や動きの速い映像でも、バンディングを抑えた自然で安定した収録を目指します。

黒・階調
Typical configuration

黒浮き、低輝度時の階調不足、モジュール差が、映像の奥行きや高級感を損なう場合があります。

X Vision Flagship

MicroLED A Seriesは16-bit、10,000:1。ONE-ALTAはオプションで22bit+。暗部からハイライトまで滑らかにつなぎます。

表面・耐久
Typical configuration

標準SMDは用途によって、衝撃、湿気、埃、反射への追加対策が必要です。

X Vision Flagship

Flip-Chip COB、X-GOB、BLACK-X低反射処理、屋外IP66など、用途ごとに画質と保護を両立する方式を選べます。

導入後
Screen purchase

画面単体で選ぶと、再生機器、構造、コンテンツ、交換部品、保守動線が後から課題になりがちです。

X Vision system

製品選定から構造、制御、施工連携、コンテンツ、保守までをシステムとして設計。常設LEDは製品・構成・契約条件に応じて通常2〜5年の保証を用意します。

※「Typical configuration」は当社カタログ内の代表的な汎用SMD比較および一般的な構成例です。すべての他社製品を指すものではありません。仕様は製品・構成により異なります。

02 · PIXEL PITCH & IMAGE QUALITY

ピクセルピッチとは?小さいほど良い、とは限らない。

ピクセルピッチは、隣り合う画素の中心間距離です。数字が小さいほど近距離で精細に見えますが、最適解は最短視聴距離、画面サイズ、コンテンツ解像度、輝度、設置環境、予算の組み合わせで決まります。さらに、同じP1.2でも、素子、駆動、階調、色域、キャリブレーションが違えば映像は別物です。

0.7–1.8 mm近距離向けの高精細映像

MicroLED A Series。役員会議室、ブランド空間、撮影、シネマティックな常設空間へ。

0.976–1.25 mm高精細+保護性能

X Series。屋内・屋外の両方で、近距離画質とX-GOBの耐久性を両立します。

2.9–4.8 mm屋外常設の視認性

CORE-3。IP66、最大7,000 nits、前面保守で屋外壁面を長期運用します。

3.9 × 3.9 mm透明・軽量な演出

MicroMESH。視界や建築を残しながら、ガラス面、イベント、空間演出に映像を重ねます。

7,680Hz高リフレッシュレートは何が違う?

画面の書き換え回数が多いほど、カメラ撮影時のフリッカー、走査線、バンディングを抑えやすくなります。ライブ配信、スタジオ、SNS撮影、動きの速いコンテンツでは特に重要です。MicroLED A Seriesはハイスペック構成で最大7,680Hzです。

16-bit / 22bit+グレースケールは暗部の品格をつくる。

階調が豊かだと、暗いシーン、肌、空、グラデーションを滑らかに表示できます。MicroLED A Seriesは16-bit、ONE-ALTAはオプションで22bit+。入力映像から制御までの全経路を合わせて設計します。

Rec.2020 / DCI-P3色域は“出せる色の世界”を広げる。

MicroLED A SeriesはRec.2020カバー率75%、ONE-ALTAはDCI-P3対応。広色域だけでなく、素子選別とキャリブレーションで、ブランドカラーや映像制作者の意図を安定して再現します。

COB / GOB / IP保護方式は、設置場所から選ぶ。

COBやGOBはLED表面の保護と画質を両立する技術です。屋外ではIP等級に加え、排熱、耐風、筐体、コネクター、施工方法まで確認します。IP66でも、システム全体の防水設計が必要です。

実空間から、最適な一台を逆算する。

同じ映像でも、距離、照明、建築、見る時間によって必要な性能は変わります。写真や図面を共有いただければ、ピッチと製品構成を具体化できます。

HUGO BOSSイベント会場に設置された大型LEDビジョン
遠距離・大型表示

視認距離、周囲光、表示時間からピッチと輝度を選定。

シースルー透過型LEDビジョンを使用したアート展示
近距離・高精細表示

解像度、画面サイズ、透明性、予算を一つの体験として設計。

体験から選ぶ、X Vision Flagship

どの製品が「上」かではなく、どの体験に最もふさわしいか。案件ごとに、画質・環境・構造・運用を合わせて選定します。

MicroLED A Series色と黒を、フラッグシップ品質へ。近距離、カメラ撮影、ブランド空間で、色・黒・均一性を重視するフラッグシップMicroLED。
P0.7–P1.8最大7,680Hz*Rec.2020 75%16-bit10,000:1

なぜ選ばれるか

Flip-Chip COB、低反射処理、素子レベルの選別と校正を組み合わせ、深い黒、鮮明な色、画面全体の均一性を整えます。

対象構成では最大1,000 nits・7,680Hz。高いリフレッシュレートは、撮影時のちらつきや走査線を抑えやすくし、10,000:1のコントラストは暗部の奥行きを支えます。

製品一覧で相談する →
X Series · X-GOB高精細を、守れる強さへ。P0.976とP1.25を含む屋内・屋外ライン。近距離画質と外装GOB保護を両立。
P0.976–P3.9Indoor / OutdoorX-GOB最大3,840Hz6,000:1

なぜ選ばれるか

X VisionのフラッグシップX-GOB保護設計により、衝撃、埃、湿気が気になる空間でも高精細LEDを採用しやすくします。屋外構成はIP65/IP54、屋内構成はIP30。前面・背面保守、スタッキング、ハンギング、スティッチングに対応します。

X Seriesを相談する →
CORE-3雨と日差しに、妥協しない。屋外常設のためのIP66、最大7,000 nits、低反射、前面メンテナンス。
P2.9 / P3.9 / P4.8IP662,000–7,000 nits3,840Hz14–16-bit

なぜ選ばれるか

屋外壁面で重要な防水、防塵、直射日光下の視認性、反射、保守動線をまとめて設計。反射率1%以下、アルミ筐体、前面モジュール交換により、常設運用を支えます。

CORE-3を相談する →
MicroMESH空間を塞がず、視線を奪う。透明性、軽さ、明るさを両立。ガラス、建築、イベントに映像を重ねる。
Tour P3.9×3.98.0kg/m²未満80%透過最大4,000 nits3,840Hz

Tour

P3.9×3.9はケーブル込みで8.0kg/m²未満の超軽量設計。80%透過、IP43、クイックロック構造で、レンタルやイベントの迅速な設営・撤収に適します。

Fixed

固定設置は1.6kg/m²、最大93%透過、最大4,500 nits。曲面、縁取り、ガラス面、自由形状に合わせて空間と一体化できます。

MicroMESHを相談する →
ONE-ALTAMicroLEDを、完成された一台に。108・135インチの2Kオールインワン。会議室やショールームへ上質な映像を。
108 / 135 inch2KDCI-P322bit+ option10,000:1

COB、HDR 10-bit入力、HDMI、前面フルメンテナンスに対応。DCI-P3の色域とオプション22bit+の階調で、導入しやすさと高品位なMicroLED体験を両立します。

ONE-ALTAを相談する →
X-CANVASLCDの手軽さを、LEDの自由へ。商業施設、受付、会議室に導入しやすいオールインワン型LEDディスプレイ。
P0.9–P1.87*最大7,680Hz*最大1,000 nits*HDMIModular

HDMIダイレクト接続、広視野角、モジュール交換、薄型設計で、液晶からの置き換えをシンプルにします。55・75・84インチの対象構成では最大7,680Hz・1,000 nitsに対応します。

X-CANVASを相談する →

*最大値・対応範囲はモデルおよびハイスペック構成によって異なります。最終仕様は案件ごとの設計・見積書でご確認ください。

START WITH YOUR SPACE

製品名が決まっていなくても、大丈夫です。

設置場所、写真、サイズ、実現したい体験を伺い、X Visionが最適なピッチとフラッグシップ構成を整理します。まずはメールアドレスだけでご相談を始められます。

送信ありがとうございます。担当者よりご連絡します。
送信できませんでした。時間をおいて再度お試しください。

導入前に知っておきたい、8つの判断ポイント。

製品、構造、コンテンツ、運用を一つのシステムとして考えることが、失敗しないLEDビジョン選びにつながります。

01屋内用と屋外用LEDの違い

屋内は視聴距離、輝度、静音性、反射、保守スペースを確認。屋外はIP等級に加え、直射日光、排熱、耐風、塩害、結露、構造、ケーブルまで含めて設計します。

02透過型LEDビジョン

透過率だけでなく、ピッチ、輝度、重量、配線、昼夜の見え方を比較します。常設のMicroMESH Fixedと、設営速度を重視したTourは別の最適解です。

03視認距離とピクセルピッチ

最短視聴距離を基準に、画面寸法とコンテンツ解像度を合わせます。必要以上の細かさはコストを増やすため、実機確認とシミュレーションが有効です。

04常設とレンタル

常設は耐久性、前面保守、交換部品、長期保証を重視。レンタルは軽さ、ロック機構、輸送、組み替え、設営時間を優先します。

05設置・構造・電源

壁・床・吊り構造の耐荷重、搬入経路、保守アクセス、電源容量、分電、放熱、消防・施設条件を事前に整理します。大型表示は画面だけでは完成しません。

06プレイヤーと映像フォーマット

PC、サイネージプレイヤー、ライブ入力、クラウドCMSから選択。解像度、アスペクト比、フレームレート、HDR、色空間、更新頻度を画面仕様と合わせます。

07保守・保証・アフターサポート

保証年数だけでなく、対象範囲、予備部品、故障連絡、現地対応、復旧時間、遠隔診断、操作教育を確認します。常設LEDは、製品、構成、設置条件、契約内容に応じて通常2〜5年の保証を設計します。

08LEDプロジェクトの費用

表示面積とピッチ以外に、制御、構造、施工、電気、搬入、コンテンツ、保守が含まれます。初期価格だけでなく、消費電力と交換性を含む総保有コストで比較します。

WARRANTY & AFTER-SUPPORT
2–5typical warranty for permanent LED

品質にこだわるからこそ、導入後まで責任を持つ。保証期間と範囲は、製品、構成、設置条件、契約内容に応じて定めます。

納品で終わらない。それが、X Visionの品質です。

LEDビジョンは長く運用する設備です。交換しやすい構造、予備部品、障害時の連絡、コンテンツ更新、操作教育まで含め、画面が止まるリスクと長期コストを抑えます。

事前品質設計

用途に合う素子・筐体・制御を選定。

保守アクセス

前面・背面交換と作業動線を計画。

予備部品

同一ロットと交換部品の考え方を整理。

運用サポート

操作、更新、障害時の進め方を共有。

相談前チェックリスト

すべて決まっていなくても問題ありません。分かる範囲を共有いただければ、最適な仕様と進め方を整理します。

目的と実現したい体験
屋内・屋外と設置場所
希望サイズ・形状
最短・主な視聴距離
周囲の明るさと使用時間
設置日・イベント期間
常設・レンタル
構造・電源・搬入条件
映像素材と制作状況
更新・操作の担当方法
想定予算と優先順位
希望する保証・保守

製品仕様、保証、施工条件、重量、輝度、リフレッシュレート、色域はモデル・構成・契約条件により異なります。本ページは選定のためのガイドであり、最終仕様は現地調査および個別のお見積り内容をご確認ください。